彫刻家・柳原義達


関口美術館 は、戦後日本を代表する彫刻家である柳原義達先生の彫刻の展示を中心とした美術館です。

本館には柳原先生の彫刻を、東館は現在活動している作家の個展、グループ展、美術館企画展等を開催しています。

これは、柳原先生が多くの後輩たちにも展示の場所を提供してほしいという言葉から実現したものです。

館名は、柳原先生に命名していただき 

写真にある看板の書は、柳原先生に書いて頂きました。

 

昭和61年(1986年)76歳の写真

柳原義達 略歴

1910 神戸市に生まれる
1928 神戸第3中学校を卒業後、京都に住み藤村良一
に日本画を学ぶが、ロダン、ブールデルの作品の
複製図版に接したのを機に、彫刻家を志す
1936 東京美術学校彫刻科を卒業
1937 国画会彫刻部同人となる
新制作派協会彫塑部創立に参加、会員となる
1946 佐藤忠良とともに作品を預けていた先の火災で、
それ以前の作品の大部分を焼失する
1953 フランスに渡り、エミール・オリコストに学ぶ
1958 第一回高村光太郎賞受賞
1970 兵庫県近代美術鑑賞を受賞
日本大学芸術学科主任教授となる
1973 第1回長野市野外建築賞受賞
1973 第5回中原悌二郎大賞を受賞
1981 作品集「柳原義達」が現代彫刻センターより刊行される
1985 美術論集「孤独なる彫刻」が筑摩書房より刊行される
1986 第10回長谷川仁記念賞を受賞
1986 「柳原義達作品集」が講談社より刊行される
1994 第35回毎日芸術賞を受賞
1996 文化功労者に選ばれる
1998 東京国立近代美術館にて特集展示
1999 神戸新聞平和賞特別賞受賞
2004 逝去